留萌線に乗ったんだった

留萌線の留萌〜増毛が廃線になりました。
おそらく、深川〜留萌も遅かれ早かれ廃線になってしまうのではないでしょうか。
JR北海道って、もうちょっと努力して欲しいんだよね。
北海道の鉄道旅は旅行者としても魅力があると思うんだけどな。
この先の、北海道の廃線のスピードについていけないかも。

てなわけで、留萌線に乗ってきたんですよ。
6月に(苦笑)。
だって、廃線直前の18きっぷとか、鉄の人々の祭り状態になってしまって
情緒がなくなってしまうんだもん。
なので、乗って降りてをするには金額的に不利ですが、
あえて6月に行ってきました。
(って、それを今頃アップするか?<すみません)

そして、やっぱり雨女なんだわ。
最終日だけ、晴れた(これは本当にお約束だわ)。
しかも、寒いっ!!寒かったです。
予想して着るものを工夫したのですが、予想をはるかに上回る寒さでした。


いつもの、走る先頭車両(最後尾車両のこともある)で針穴。
真ん中の窓の右側にある丸いのは、タブレットですよ。

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ほるちゃん69ver./FujiChrome Velvia ISO50/20秒くらい


いい路線でした。
山の中を抜けたかと思うと海が広がります。
大きくカーブを描いて、終着駅の増毛。
終着駅の雰囲気がすごいかったです。
駅というよりも、なんか広場に線路が入ってきちゃったみたい。
この時は、晴れたんだよね。
天気がめまぐるしく変わって、まぁ、基本、雨か曇天。

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ほるちゃん69ver./FujiChrome Velvia ISO50/8秒くらい


寒さと、本数の少なさで、降りる駅を変更したりと
なかなか、苦労(楽しかった)しました。
増毛の町も海辺の端っこって情緒があってよかったなぁ。

これは、増毛の駅のベンチ。

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ほるちゃん69ver./FujiChrome Velvia ISO50/20秒くらい


留萌線、たまにアップしますね。






# by hariana_no_kokoro | 2016-12-07 22:31 | 針鉄の旅@留萌線 | Trackback | Comments(2)

歩く人

佐倉ふるさと広場のすぐそばに印旛沼に流れ込む川があります。
川面の近くにまで降りてふと上を見上げると
土手の上を歩く人が夕陽の光の中に見えました。


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ほるちゃん66ver/イルフォードPANF PLUS ISO50/3秒くらい



本当は、3秒止まっててもらったんですけどね(笑)


# by hariana_no_kokoro | 2016-11-20 15:13 | 晴れの針穴 | Trackback | Comments(2)

揺れる秋桜

春は桜、夏は向日葵、秋は秋桜を撮りたいんです。
今年の春は、桜をほとんど撮れなかった。
天気と休日と満開がうまく合わなかったから。
夏の向日葵は、全然撮れなかった。

てなわけで、秋桜ですよ。
いいお天気と休日と満開が見事に合いました。

向かったのは、佐倉ふるさと広場
ここは撮りやすいです。
他にほぼ何もないので、人が長く滞在しないから
撮りたい場所も少し待てば迷惑にならずに撮れます。
三脚も立てられるし、柵もないので撮りやすいです。
ただ、電線と鉄塔があるので、
これと光の向きをどうするか、が考えところかな。

久しぶりに、多重露光してみました。
鉄塔が影絵のようですな。

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肝油ドロップ缶(兄)/コダックT-MAX ISO100/5秒+5秒くらい


この場所は、夕暮れも有名です。
横の印旛沼と風車を入れて夕焼けを撮るのが定番のようですが
針穴にはちょっと厳しいですね。
なのでここで夕暮れを待ったことなかったんだけど、
今回は、待ってみました。
思ったほど空は焼けなかったけど、
夕暮れの空気、揺れる秋桜がにじんで私は好きです。
鉄塔と電線も入れてみました。


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ほるちゃん69ver./FujiChrome Velvia ISO50/4分ぐらい


肝油ドロップ缶で撮り終わって立ち上がったら
「それ、ピンホールですよね?」と声をかけられました。
怪訝な顔されながら見られることはあっても、
あんまり声をかけられたことがないので、ちょっとびっくり。
「初めて撮ってるところ見た!本当に空き缶なんですね!」と言われたので
少し立ち話をしました。
一人でも興味を持ってくれる人が増えるといいな〜と、思います。
彼女、このブログ、見てくれてるかな〜











# by hariana_no_kokoro | 2016-11-16 22:54 | 晴れの針穴 | Trackback | Comments(0)

サイアノプリントについて

うわっ、すごい間を空けてしまいました。
なんてこった。
こんなに間を空けてしまったのは、たぶん初めてかと。

今日は、サイアノタイププリント。

どういうものかは、上のリンク先を見てもらうとか、
ググっていただくとして(すみません)。

私は針穴で撮ったモノクロ写真のネガを使っています。
デジタル針穴のは、
データをネガにして、ピクトリコのネガシートにプリントしたものを使っています。
アナログのモノクロネガも本当はデータにしてサイアノ用にネガを別に作った方が
いいんだよね〜。
何度も同じネガを使っていると、太陽の熱で傷んでくるのと
乾燥しているとはいえ薬剤がネガについてしまうからねぇ。
あと、デジタルデータにすると、サイアノタイププリントでも
大きなものができます。
フィルム密着だとそのフィルムのサイズだけなので、
大きなものを作りたかったら8 x 10とかのフィルムを使わなきゃならんし。

しかし、デジタルカメラで針穴使って撮影して、
それをデジタルデータにしてネガシートを作ってから
サイアノタイププリントするって、
アナログなんだか、デジタルなんだかよくわからなくなってきますな。

NHKのEテレの俳句の番組に青写真の兼題で出させていただいた時には
テレビで披露しちゃいましたよ、サイアノタイププリント。

てなわけで、ここ数年、またまたサイアノタイププリントにはまってます。
この前の調布でも展示したし、今年の会員展でも展示しました。
あー、会員展のお知らせも書かなかった(すみません)。

サイアノタイププリントしてもスキャンできなくて
それでBlogにはなかなか出せてないんですが
久しぶりにスキャンしたので。

これは、JR日光線の日光駅です。
駅舎は築100年超えてるいい建物なんですよ。
それなのにJRは新宿とかからいく日光直行の季節の特急を
東武線の日光駅にしてるんですよ。
もったいない、あのいい駅舎。

で、その駅舎の2階の窓をモノクロで針穴。
したものを、サイアノタイププリントしました。





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で、最近、サイアノタイププリントに加えてハマっているのが
トーニング。



トーニングのあれこれは、上のリンク先を見てくださいませ。
リンク先では、iPhoneで撮った写真しか載せてないけど
こちらでは、ジャスミンティーでトーニングしたやつをスキャンしたよ。

これは、もともとちょっとサイアノタイププリントする時に露光不足で
全体に白っぽい感じになっていたものです。
それをジャスミンティーにぶち込みました。
サイアノの薬剤とお茶の成分が反応するらしいです。
青が、セピアっぽい感じになりました。
実物はもう少し紫がかってますが、この色はスキャンの都合ですね、きっと。




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サイアノタイププリントは、ネガじゃなくても
葉っぱとかおもちゃとかそういうのを置いて太陽に晒して水洗して仕上げる
遊び方もあります。
子供の遊びや夏休みの自由研究などにもいいかもしれませんね。

てなわけで、このサイアノタイププリントを展示します。
カラーの針穴写真ももちろん展示しますよ。
どちらも、額装に凝ってますので、ぜひ、写真と額装の相乗効果も見てください。

『写真アート TOKYO 2016〜8人の作家が紡ぎ出すオリジナルプリント コレクション』
10月22日(土)〜10月29日(土)
11:00〜19:00(初日は13:00から/最終日は15:00まで)
飯田弥生美術館ギャラリーです。

私は、22日(土)23日(日)25日(火)26日(水)29日(土)に
在廊している予定です。
質問などありましたら、声かけてくださいね。
わかる範囲でなんでもお答えしますよ。

初日は16:00からオープニングパーティをやっていますが
展示は自由に見られますので、どうぞご遠慮なく。


# by hariana_no_kokoro | 2016-10-08 21:33 | サイアノプリント | Trackback | Comments(2)

展示内容を少し解説します



調布文化会館たづくりでの展示
「ピンホール写真展〜やわらかな光、ゆるやかな時間」。
長〜いと思っていた展示期間も無事に終わりました。
たくさんの方にご来場いただき、ありがとうございました。
今日は、展示を振り返ってみます。

今回のグループ展は、企画会社があり、そこから声をかけていただきました。
レビンソンさんも大木さんももう長く存じ上げておりますが
ご一緒するのは、初めてでした。
でも、グループ展というよりも、それぞれ個展って感じで
一度に3人の個展を見るという展示でした。
3人それぞれのアプローチで、楽しんでいただけたかと思います。


今回、私は壁面が4枚とのことで、壁ごとに組写真にしました。
「夕暮れにひとり」「蒼い影」「硝子越しに」「針鉄の旅」です。

「夕暮れにひとり」は、空が夕焼けに染まらなくても
夕暮れ時に撮ったものでまとめました。

夕暮れ時に針穴するのが、とても好きです。
露光時間が長くなるので、予期せぬ画ができあがります。
針穴写真の好きなところで、長時間露光があります。
夕暮れ時はそれを思いっきり堪能できますね。

そん中の一枚。


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ほるちゃん/FujiChrome Velvia ISO50/16分ぐらい

これは、今年の1月にアメリカ西海岸アナハイムのディズニーランドの入口で撮りました。
ディズニーランドには入ってません。
三脚を立ててじっとしているので警備員に「何してんだ?」と
不審者扱いされましたよ。

もう一枚。


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ほるちゃん/FujiChrome Velvia ISO50/16分ぐらい

これも、今年の1月に入ったアメリカ西海岸のハンティントンビーチ。
この日は、太陽が沈む前は金色に輝いていたのに
水平線近くに分厚い雲が出てきて、予想外に綺麗な空にならなかった。
で、撤収しようと思った時に、自分の手が赤くなってて、空を見上げたら
なんとも言えない色に。
慌ててもう一度三脚を立てて撮りました。
16分間の空の変化を一枚に流し込め、実際の空よりもドラマチックに撮れたと思います。

この壁面は、マットを黒色で、切り口も黒にしました。
額縁も黒です。

写真を展示する時に、黒マットで切り口黒は、難しいとか、珍しいとか言われますが
私は、好きです。実際、よく使います。
特に、針穴写真は周辺光量が落ちているので、写真からマットと額縁が
延長線に繋がるように感じられます。
さらに、今回は、夕暮れなので、普通よりも周辺光量落ちが激しく
周辺が黒くなりがちなので、マットの黒と繋がりやすかったと思います。
それと、マットを黒にすることで、針穴カメラの内部を想像してもらえたらと
思ってこの展示方法を選びました。


「蒼い影」。
この壁面は、サイアノタイププリントで展示しました。
なので、データにしてないので、ここに表示できません。
今回展示したサイアノタイププリントは、
フィルム原版でプリントしたものと、
デジタルピンホールで撮影し、ピクトリコのネガシートにプリントしてから
サイアノタイププリントをしたものとを混在させました。

私は、デジタルも否定しません。
デジタルならではの使い方もしていきたいと考えています。
でも、ただデジタルで撮るだけじゃつまらないなと思うので、
あえて、古典的な技法であるサイアノタイププリントで仕上げました。


「硝子越しに」は、
窓からの風景や、窓そのもの、窓が印象的な場所などでまとめました。


その中の一枚。

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ほるちゃん/FujiChrome Velvia ISO50/2分ぐらい

これは、山形の旧県庁舎。
窓から見える煉瓦造りの建物と、窓にかかるレースのカーテンを撮りました。

もう一枚。


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ほるちゃん/FujiChrome Velvia ISO50/1分ぐらい

これは、今年の1月に行ったアメリカ西海岸、
マリーナデルレイ近くのホテルの窓から。
別にどうってことない普通の窓だけど、
隣の酒屋の看板と椰子の木が窓から見えたので。

針穴写真の特徴の一つに、パンフォーカスがあります。
手前も奥も同じように写る。
それを利用して、窓も窓枠も窓周りも窓の向こうの景色も撮ります。
いつも、その窓辺に佇んでいる、そういう空気感や質感を大切に
撮るようにしています。


「針鉄の旅」。
針穴写真で鉄道の旅情を撮るとか、針穴カメラを持って鉄道の旅に出ようとか
そういう意味での造語です。
少しずつ鉄道の旅をして、その先々で鉄道に乗って旅をしたいなと
感じてもらえるようなものを目指して撮ってます。
中でも今回は、走っている車両からのものでまとめました。


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ほるちゃん/FujiChrome Velvia ISO50/20秒くらい

鉄道の旅に出ると、乗った路線の先頭か後ろでこれをやります。
のんびりしたスピードでも針穴で撮るとすごい疾走感。
それと乗っている感がよく出るので、好きです。

もう一枚。


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ほるちゃん/FujiChrome Velvia ISO50/20秒くらい

これは、赤い鉄橋を通過中に撮ってます。
なので、赤い筋のようなものが写っているのです。


さらにもう一枚。

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ほるちゃん/FujiChrome タングステン/1分ぐらい


これは、雨のゆりかもめ。
しかも、レインボーブリッジの下を通過中です。

針穴写真の苦手なところに、動きがあります。
動いているものはうまく写らない。
でも、それはデメリットでもあるけど、同時にすごいメリットにもなるのです。
例えば、風で揺れる木々、歩く人、船からの景色、などなど。

針穴写真の苦手なところをあえて使って、針穴写真でしかできない表現を考える。
そういうことも考えて撮ってます。



今回の展示で、私の中で撮りためている幾つかのアプローチを
少しまとまった形でお見せすることができました。
また、針穴写真でできることの可能性や多様性も提案できたらいいなと
考えて、これらのテーマを選びました。
長時間露光、パンフォーカス、動き、プリント方法。
針穴写真という道具を使って、どう表現するか、何を伝えたいか、
その辺りも感じてもらえたらいいなと思っています。

それと、実は今回はそれぞれの組写真の中に、人影を入れています。
4つの壁面に共通して、人の気配を感じさせる、を密かに表現してました。
裏テーマって感じですね。

以前から私の展示を見ていてくれてる方には、
今回、何かが違うと言われることが多かったです。
それは多分、人という存在だと思います。

いつもの海辺に人を一人立たせるだけで、
今まで私が撮ってきた海辺とは
ほんの少し違ったニュアンスを紛れさせることができたと思ってます。
全部に入れるつもりはないけれど、
数枚に主役ではない人を入れることで、より印象に残ったらいいなと
考えて写真を選びました。


一人でも多くの人の中に針穴写真が残るといいな、
一人でもやってみたいな、と思ってくれるといいな、
実際にはじめてみたって人が増えるといいな、と思ってます。

今回の展示場所は、
市役所や図書館に来た人がついでにふらっと立ち寄ってくれることも多く
普段は写真を見ない人、全く撮らない人とお話しすることもあり
私も新鮮でした。
写真ギャラリーでやるのとはまた違って、楽しかったです。

ありがとうございました。













# by hariana_no_kokoro | 2016-06-05 21:43 | 個展など展示関係 | Trackback | Comments(2)