<   2005年 03月 ( 19 )   > この月の画像一覧

太陽に向かって

c0016712_18182150.jpg



いつものように太陽に向かって針穴を開けた。
頭の中の完成図は無数に飛び散るフレアーってとこか。
プリントが上がってきて、ちょっとビックリ。
虹色や、プリズムの屈折のようなフレアーじゃなくて
なんていうか、光りが直線に直接に、射るように伸びていた。

その時の、空気や気温や湿度の関係かもしれない。
たんに偶然真っすぐ向き合ったからなのかもしれない。

針穴写真は、全て偶然性に頼っている写真じゃないと思う。
計算もできるし、演出だってできる。
でもたまに、こうやって全く予期しないような感じに写ったりする。

90%を自分でコントロール。
残りの10%を偶然のエッセンスで。
この2つに、自分の気持ちが丁寧に込められたら、
見てくれる人にも心が伝わるような、そんな気がする。
by hariana_no_kokoro | 2005-03-31 18:24 | ご近所針穴 | Trackback | Comments(3)

これが始まり

c0016712_16351845.jpg


私の針穴写真には太陽を直接入れたものが多い。
逆光好き。大好き。
キラキラと太陽光線が散らばる、いわゆるフレアーも好き。
このフレアーの粒々とした感じ、
点、点と太陽の光が時間をかけて伸びてきている過程がわかるような感じ、
その粒1つずつに、プリズムで見た時のような光の色の構成がわかる感じが
針穴っぽくて好き。
普通のカメラで撮ると、フレアーはどんなふうに写るのかな?

今日の針穴写真は、一番最初の頃に撮ったポラロイドのセピア。
初めて針穴写真を撮った日に、撮ったもの。

最初、普通に撮って、恋に落ちて、
今度は太陽に向けて撮ったらどうなるのかな?って思って撮った。
現像時間をじっと待って、ペリッと剥がしてこれを見た時に
心にしみてくる、暖かさと、恋心を感じた。
一目惚れなんかじゃなくて、永遠の恋。

太陽を入れるのが好き。
逆光が好き。
フレアーが散らばるのが好き。
それは、この写真を見た瞬間から始まったのです。
by hariana_no_kokoro | 2005-03-30 16:58 | ご近所針穴 | Trackback | Comments(7)

雨は雨でも…

c0016712_17113394.jpg


今日も雨の針穴写真。
でも、雨とは言っても、ちょっと退散したくなる豪雨。
しかも半分みぞれ。
寒い。寒い。寒い。寒いぃぃぃぃぃ。
針穴を開いている時間、優雅な同化はなく、ただひたすら
寒い〜〜!と叫んでました。
完全な雪の方が、ずっと暖かく感じね。

ここは案外近いのに方向がいつもと全く逆なので
ほとんど行った事がなかった場所。
川と川が交差する交差点に、橋が架かってます。
4方向から伸びる橋げたが川の交差点の真上で1つになる。
きっと珍しい橋なんじゃないだろうか。
川には、交差点らしく、船のためのカーブミラーまである。

白く泡立っているのは、1方向側に、水門があるから。
細くギュッと絞られた水門から一気に放水されているので
こんなふうに、白く泡立って、渦が巻いてました。

周囲は桜並木が延々と続く場所。
晴れて、桜が咲いたら、また来よう。
晴れて、緑が濃くなったら、また来よう。
雨でも、緑が濃い季節に、また来よう。
by hariana_no_kokoro | 2005-03-29 17:19 | 雨の針穴 | Trackback | Comments(0)

雨だから

c0016712_16431450.jpg


今日は朝から生暖かい雨。
雨の日には、雨の針穴写真を。
雨音にはショパンの調べを……古すぎっ。

雨女だから、負け惜しみを言うわけじゃないけど
針穴写真は、晴れの日だけの写真じゃないと思う。

針穴写真だけじゃなく、雨の日の写真は好きだ。
空気も建物も木々も全てがしっとりとしていて
その水気が写真までしっとりしてくる。
豪雨は勘弁してもらいたいが、
針穴を開けている間くらい傘なしでいられるのなら
雨の日の針穴写真もお薦めです。

「旅先で雨に当たったら、ラッキーと思うよ」
そう言った人がいました。
旅先で晴れて欲しいのは、誰もが思う事。
でもどうせ写真を撮るなら、旅先の雨もまたオツじゃないか。
そう笑った人は、私と同じ、雨男の人でした(苦笑)



晴れた日よりも露光時間が長くて、
針穴を開けている間、傘に落ちる雨の粒の音が妙に大きく感じる。
それは規則的のようで、不規則で。
じっと耳を傾けていると自分の傘だけじゃなく、
アスファルトに落ちる音、葉っぱに落ちる音、
クルマのボンネットに落ちる音、
窓ガラスにぶつかる音、道行く人の傘に落ちる音。
材質によって音が様々に変化する。
しっとりとした空気、水気、雨粒の音、感触。
針穴を開けていると、そういったものたちが、
普段の意識の倍の重量で迫ってくる。

自分が雨の粒の1つになって、空から地上に落ちてくる。
雨と同化する自分。
冷たい雨。
暖かい雨。
地上に落ちて、滑り、流れ、
やがて土に吸い込まれ、地下を走り、
小川になり、川を流れ、海へたどり着き、
再び、空へ還る。

雨の日の針穴。
そんなことに、つい思いを巡らせてしまいます。
by hariana_no_kokoro | 2005-03-28 16:54 | 雨の針穴 | Trackback | Comments(2)

春なのにぃ

c0016712_1644208.jpg


もう春の香りも濃く、ぽかぽかした陽気だというのに
雪の針穴写真ですみません。
3月4日に降った雪の針穴写真を忘れてました。

梅の木に降り積もる雪なんだけど。
白い梅の花も咲いていたんだけど。
ガンガン真っ白い雪が降っていたんだけど。

針穴写真には、静かな雪景色が写りました。
さすがに降ってくる雪の粒は写らないね。
by hariana_no_kokoro | 2005-03-27 16:48 | ご近所針穴 | Trackback | Comments(0)

船酔い

c0016712_18144382.jpg


乗り物にめっちゃ弱い私です。
自分で運転する車にも酔います。
公園の池のボートですら思いっ切り酔います。
海でシュノーケリングをしてたら酔いました。
人の自転車の後ろに乗ってて酔いました。
揺れる歩道橋の上でも酔いました。
飛行機のドアに行く前の蛇腹の中では必ず酔います。

とにかく、乗物酔が激しいのです。

そんな私の夢は、小笠原に行くこと。
ははは。無理だって。ねぇ。だって丸1日以上船なんですよ。
降りて回復する頃には帰る頃だってば。
でも、小笠原に飛行機は飛ばすべきじゃないと思うので
いつか、すごい長い休暇を取って
船酔いして死んでる時間も含めて滞在できるような日が来ることを
夢見てます。

乗物酔が激しいので、ダイビングをやりたいけど、我慢してます。
一度、体験ダイビングをして、
下を向いて機材のセッティングするのがとても辛かったです。
海の中もゆらゆら揺れてて、キレイなんだけど、やっぱり酔いました。

そう言えば、たまにプールで、隣りのレーンの人が激しく泳いでいると、
その揺れで自分で泳ぎながら酔います。

そんな乗物酔が激しい私が隅田川の水上バスに乗れるのは、
後ろの方が外のデッキになっているからなのに、
最近は、微妙に窓で囲ってあったりして、
完全な外デッキタイプの船は少なくなってしまいました。
外の風を受けていれば、とりあえず、吾妻橋〜浜離宮ぐらいなら大丈夫。

今日の写真も、吾妻橋から浜離宮に向かう水上バスの中で撮りました。
でも、下を向いてカメラをいじったりしていると、
微妙に酔ってくるのがわかって、ドキドキしてしまいます。
でも、この写真の撮り方が大好きなので、
季節を変えてついついチャレンジしちゃいますね。
次は、春かな。
by hariana_no_kokoro | 2005-03-25 18:25 | ご近所針穴 | Trackback | Comments(0)

足長〜〜〜(嘘)

c0016712_16275960.jpg


どんより天気が続いている東京。
これも暖かい春を迎えるためのステップだとは解るが
明日も雨という天気予報を見ると、ちょっとうんざり。
しかも湿度が高く、蒸し蒸しします。
やがてくる不快で不快で堪らない梅雨を思い出させられ
さらにうんざりした気分。

気を取り直して、冬のぽかぽかした太陽は貴重な心地良さ。
浜離宮の東京湾側に座ってのんびりお弁当。
腿にHOLGAを置いて針穴してみた。
実際の足の長さの倍ぐらい伸びて、ちょっと嬉しい。
このぐらいの長さがあったらな〜と思ってしまいますね。



大人の科学のピンホール特集の増刷される日付が延期になりました。
4月初旬の予定だそうです。
by hariana_no_kokoro | 2005-03-23 16:34 | ご近所針穴 | Trackback | Comments(2)

カップルその2

c0016712_16503397.jpg


カップル?アベック?
うーん、どっちでしょうか。
ツーショット?かな。
まーいいか。

とにかく、カップルは、動かないので
針穴で人物を入れたい時には最適です(苦笑)
初々しい感じにカップルなら、なお動きません。
ちょっと座った位置に微妙な間隔があるカップルなら、
本当に動きません。
ぼんやりと、空を眺めたり、景色を見回したり、足元を見たり、
静かにちょっとずつ話すようなカップルは
ホントに動かないからね〜。

後方で、こんな私が地面に這いつくばって
針穴写真を撮っているとも知らずに、自分たちの世界で楽しそうだ。
って、図を離れた場所で見ている人は、
きっと私の事を変態と思うかもしれませんなぁ。

この写真は浜離宮にて。
空の広がりと曇の動きが休日の穏やかな午後って感じがして
わりと好きな写真です。

あ!チューしてるカップルを撮ってみたいな。
って、今、急に思った。
針穴で、チューカップル連作って、やってみたい〜。
by hariana_no_kokoro | 2005-03-22 16:57 | ご近所針穴 | Trackback | Comments(4)

へっぽこっぷり

c0016712_13334885.jpg


ワケあって昨夜、今まで撮った針穴写真の全てを引っ張り出し
プリントしたものとネガをチェックしました。
そのワケは、おいおい書くとして…。

というわけで、凹んでいます。
イヤ、もう、かなりの勢いで、ぺしゃんこ....って感じ。
風船に穴が開いて空気が抜けていく音が、自分の中から聞こえます。

ぷしゅ〜〜〜〜〜〜っ

好き、嫌いで分けたら、それほど凹まないけれど
もう1歩下がって客観的に見てみると
いい、悪いではなくて、
気持ちとか、主題とか、込めたいものとか、見せ方とか、
散漫だとか、色とか、粗さとか、荒さとか、方法、表現、……

自分の中で重きを置いておいたはずのものが、
蒸発するように消えてしまっているような感じがした。

その時その時の[思い]はちゃんと覚えているのに
その思いが写真の中に見つけられない。
思い出しながら見ればないこともないけれど、
それはあくまでも自分のその時の感情の記憶に頼っているだけだ。

最初に凹んで、ザッとしか全部に目を通せず。
熱いお茶を飲みながら、ベランダに出て風に当たる。
春の匂いと生々しい生命の息吹を含んだ風。
大好きな川が流れる景色。

気を取り直して、今度は目を逸らさず、丁寧に見る。
最初よりも客観的な気持ちを持つと、
自分の感情に囚われていた時は見えなかったものが、
ほんの少し見えてくる。
それが救いか。


写真はお台場。
お台場も実は意外と近所です。
もうすぐ新しい駅と道路と橋が開通するので、
そうするとさらに近所になってしまいます。

この写真。
個人的にかなり感情が入っていたんだけど、
今見ると、うーん・・・のような気もするし、
それでも何か残っているような気もする。
自分では判断できず。
by hariana_no_kokoro | 2005-03-18 14:03 | ご近所針穴 | Trackback | Comments(3)

どっか行きたい

c0016712_15472423.jpg


三寒四温。
ポカポカと春めいた日を普通に仕事をながら過ごすと
無性に旅に出たくなる。
日帰りでもいいから、平日に、ポンッと出かけたくなる。
日常からの逃避。

というわけで、今日も旅の針穴写真。
これは博多のホテルのロビー。
通路と同じ高さに水が張ってあって境目が曖昧で
その曖昧な境界線の部分に、和風の明かり。
モダンで和風。

天井が高くて、吹き抜けていて、
人の話声がフワフワと上がっていく。
ぼんやりロビーに佇むと
一人でいるのが心地良く感じてくる。
大勢の中の孤独は、締めつけるような寂しさに襲われることもあるが、
たいていは、穏やかな心地良さをもたらせる。

ざわついた休日の午後。
非日常の香りが濃いホテルのロビー。

あぁ、博多の寿司が食いたくなっちまったよ。
やまなか、絶品でした。夢に見ます。
by hariana_no_kokoro | 2005-03-16 15:56 | 旅針穴 | Trackback | Comments(3)

針穴写真(ピンホール写真)を綴ります


by hariana_no_kokoro