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ガラス越しに

四谷三丁目にあるギャラリー「ルーニィ」で、針穴写真研究会という講座を開いています。
毎月1回の撮影会と、その時の写真を持ち寄っての講評会をしています。
随時、参加される方を募集しています。

5月の撮影会は、新宿御苑で5月7日(土)に行います。


今日の写真は、その撮影会で東京モノレールの乗って降りてをした時のもの。


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ほるちゃん69ver./FujiChrome Velvia ISO50/2分ぐらい

天王洲アイルにある駅ビル(になるのかな)で、撮りました。
針穴写真は手前も奥もピントが来るパンフォーカスなので、
こういう借景というか窓越しの景色を撮るのが好きです。

今回の調布での展示にもこういうのでまとめた壁があります。
フレーム・イン・フレームという感じですが。
その場所の奥行きや、影になっている部分を想像したり、
その場の空気や雰囲気を感じてもらえたら嬉しいです。



で、その調布で、17日(日)にワークショップを行いました。
午前は子供の部、午後は大人の部。
こちらで用意した空き箱に、ピンホールをその場で開けて取り付けて
直接印画紙で撮影し、暗室で現像してネガを作ります。
そのネガを印画紙に密着反転し、現像するという2時間です。

針穴作りも、それほど精度は求めず
薄いアルミ板にブスッと針で開けてちょっと紙やすりでならすのみ。
皆さん意外と綺麗な穴ができました。

雨女なので、ワークショップのお天気はなかなか恵まれません。
今回のは、その中でも稀に見る悪天候でした。
台風のような強風と豪雨。
外での撮影なんて、できませんよ。
雨は降らなくても、この強風だけで空き箱カメラが吹っ飛びます。
てなわけで、急きょ用意した小さな造花とかビー玉とかコップとかを
窓際に置いて撮影。
パンフォーカスなので、手前のモチーフも窓の外の景色も写ります。
皆さん、いい写真ができました。

なんどやっても暗室作業は楽しいですね。
参加した方は「家でもできる?」「家でどうすればいい?」
「押入れは?」「物置ならどう?」など聞いてきます。
どこでもできます。
ただ、ちょっとしたコツや慣れや知識が必要です。
今回の会場、調布文化センターには立派な暗室があります。
こういう施設があるとワークショップをするのも楽です。
でも、本当は、誰かの家や教室などを使って
みんなで暗室を作るところからやrワークショップができたらいいな
と、思います。
作りながら、コツや知識を説明すれば、
家に持ち帰って試してみる人が出てくるかもしれない。
引き伸ばし機がなくても、
密着反転なら電気スタンドでも工夫すればできるよって
実際にやって教えてあげたい。

と、ワークショップをやるたびに感じます。
ワークショップで得た感動や驚きが冷めないうちに
自分の生活の中でできたら、
針穴写真を続けていく人が出てくるかもしれないなって思います。



さて、展示のお知らせです。
さらに在廊日を追加しました。

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ピンホール写真展 やわらかな光、ゆるやかな時間
エドワード・レビンソン大木靖子/遠藤志岐子

会期:4月9日(土)〜5月22日(日) *4月25日(月)・26日(日)休廊
時間:10:00〜18:00
会場:調布市文化会館たづくり1階 展示室

正面の吹き抜けのホールをエスカレーターに向かって右手に細い通路があります。
トイレなどがある通路です。
そこを抜けて右手に進むと展示室があります。
ちょっとわかりにくいのでご注意を。

私は40作品ほど出します。未展示のものが9割ぐらいになります。
「針鉄の旅」「蒼い影」「硝子越しに」「夕暮れにひとり」と
4枚の壁を4つのテーマにしました。

この先の在廊日は、4月23日(土)、29日(金祝)は、10:30から最後まで
5月11日(水)は13:00頃から最後まで、それぞれ在廊予定です。
会場内で見かけたら、遠慮なく声をかけてくださいね。
お待ちしています。


赤い安全光の下での作業は本当に楽しい。
時間を忘れるほど。
暗室の独特の空間、現像液の匂い、酢酸の匂い、
どれもとても愛おしいです。

私にこの時間、この愛おしさを教えてくださった栗原さんは
残念ながら今年の1月に亡くなってしまいました。
それ以来、暗室に入るたびに、栗原さんを思います。
なんで死んじゃったの?
栗原さんがいたら、もっと暗室に入れたのに。
なんで死んじゃったの?
と、暗室の作業をしながら反芻します。

ワークショップで暗室作業の説明をしながら、
質問を受けながら、自分と栗原さんに問いかけます。
栗原さん、私はあなたに教わったことを
ちゃんと人に伝えられているでしょうか?と。

by hariana_no_kokoro | 2016-04-20 21:31 | 晴れの針穴 | Trackback | Comments(0)

階段

3月に、三好心さんの写真展「ありがとう松山ビルさよなら三好心写真事務所〜そこに存在したモノ(前編)〜」を観てきました。
三好さんの作品は8 x 10のグループなどで観ていたのですが、個展初めて。
圧倒的に胸に迫ってくるものがあり、とてもいい作品を観させてもらいました。
このタイトルにもなっている松山ビル。
昔から、よくこの前は通っていて、存在は知っていたけど用事もないのに入れないなぁと思っていた。
このビル、残念ながら外観をベターっと茶色の塗料で塗ってしまってます。
塗らなきゃいいスクラッチタイルなのに。
でも、中はいい味でした。
こういう建物が大好きなのです。
そして、螺旋になっている階段も大好きです。
針穴させていただきました。



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ほるちゃん69ver./FujiChrome Velvia ISO50/16分ぐらい

階段のよく磨かれた手すりの滑らかさ、石のステップ、踊り場のタイル、縦長の窓。
うっとりするほどいい空間でした。

この展示で、三好さんの現像室も見られたのですが、素晴らしい空間でした。
機能的でコンパクトなのに広さを感じて、赤とグレーと黒に統一されてました。
うっとり。

では、もう一枚、階段を。

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ほるちゃん69ver./FujiChrome Velvia ISO50/16分ぐらい

昔の建物は、細部までデザインされていて、作る側にも、作らせる側にもゆとりを感じます。
こんなビルで働けたら幸せだろうなぁと感じます。
残念ながら、道路拡張のため解体されてしまいます。
またひとつ、古くて素敵な建物が消えていきます。



さて、展示のお知らせです。
在廊日を追加しました。

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ピンホール写真展 やわらかな光、ゆるやかな時間
エドワード・レビンソン大木靖子/遠藤志岐子

会期:4月9日(土)〜5月22日(日) *4月25日(月)・26日(日)休廊
時間:10:00〜18:00
会場:調布市文化会館たづくり1階 展示室

正面の吹き抜けのホールをエスカレーターに向かって右手に細い通路があります。
トイレなどがある通路です。
そこを抜けて右手に進むと展示室があります。
ちょっとわかりにくいのでご注意を。

私は40作品ほど出します。未展示のものが9割ぐらいになります。
「針鉄の旅」「蒼い影」「硝子越しに」「夕暮れにひとり」と
4枚の壁を4つのテーマにしました。

4月17日(日)には空き箱カメラを使った印画紙での撮影と現像のワークショップも行います。
午前が子供の部、午後が大人の部です。
午後の大人の部は、現在キャンセル待ちになっています。
午前の子供の部は、まだ少し空きがあります。

会期が長いので、在廊日をなかなか決められないのですが、
今のところ、4月9日(土)、10日(日)、23日(土)、29日(金祝)は在廊予定です。
これだけってことはないので、また決めたらブログに書いていきます。
会場内で見かけたら、遠慮なく声をかけてくださいね。

お待ちしています。





by hariana_no_kokoro | 2016-04-06 21:24 | 松山ビル | Trackback | Comments(6)

針穴写真(ピンホール写真)を綴ります


by hariana_no_kokoro