佇まい

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今日の針穴写真は私には珍しいビルの中。
これは日比谷にある三信ビル
既に解体が決まっています。
当たり前のことながら、私の記憶の風景の中には
必ずあるこのビル。
特に思い入れもあるわけでもないが、常にそこにある存在。
mixiのいしぐろさんの日記で解体のことを知りました。
内部の写真はダメと、張り紙がしてあるとのことで
「缶カメラの出番だ」と思い行ってきました。

これは、先日9つ穴でUpしたパンダ缶で撮影。
他の穴8つをシートマグネットでふさいでセンターの1つだけを使用。
我ながら自作の針穴の良さに惚れました(苦笑)。

かなりテナントは撤退していたが
遠い記憶の中にある空気と同じだった。
こういった古い建物でよく感じる、ヒンヤリした空気。
石の廊下、石の壁、石の天井。
コンクリートにはない気持ちのいいヒンヤリ感。
凛とする…という言葉を皮膚で感じる。
タイムスリップしたかのような古さも感じるが、
威風堂々とした佇まいと、長い月日の柔らかい積み重ねの佇まい。
静寂の中に、かつての喧噪を思い浮かべる。



余談ですが、ウチの母はここに思い出がてんこ盛りらしいです(苦笑)。
レストランだとかオーダーメイドの洋服屋だとか、
心は20歳前の自分に飛んでました。

他にも撮りたい場所がたくさんあるので
おりを見てパンダ缶を持って行ってみようと思っています。


パンダサブレー缶(穴1つを使用)/Kodak Ektachrome E100G(4×5)/2分ぐらい(現像時に2絞り分増感)
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Commented by takayakata_0816 at 2005-10-05 20:47
 もったいない。
こんないい建物が老朽化を理由に取り壊されるとは・・・


Commented by しきはん at 2005-10-06 10:55 x
>takayakata_0816さん
もったいないですね。
ここ数年、この日比谷、有楽町、東京駅周辺の戦後や戦前の建築物の取り壊しが続いています。
確かに地震も多いし、老朽化しているので維持するのも大変だとは思うのですが、何かいい案はないものか?といつも感じます。
皇居に面したこれらの古い建築は、外観の彫刻のような柱1本でも優雅と栄華と余裕を感じられます。
今の日本にはないものだと思っています。
Commented by macoto at 2005-10-06 23:28 x
増感効果もあってか、いい味出てますね、

東京の風景も急激に変化しているんですね

しきはんさん、取り壊す前にこのビルで写真展やりたくなったんじゃない?
Commented by しきはん at 2005-10-07 11:16 x
>macotoさん
増感を教えてくれてありがとう!知らなかったら諦めてました。
いやぁ、東京、ちょっと見ないとあっという間に変わります。
特に、銀座周り。最近はちょっとしたバブルのよう。
バブルの時に計画してはじけて頓挫してたものが解凍されて動き出しちゃった感じです。
あー、ここのフジフォトサロン日比谷、いい感じでしたよぉ。こじんまりとしてて。このビルの中にあるっていうのが、ステキ!
by hariana_no_kokoro | 2005-10-05 15:49 | ご近所針穴 | Trackback | Comments(4)

針穴写真(ピンホール写真)を綴ります


by しきはん
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